投稿日:2010-01-12 Tue
■デフォルト音声の件このバージョンからデフォルト音声が一新されました。
それに伴って、格納ディレクトリが変更されたため(oto→uta)、環境によってはデフォルト音声で作成した曲が再生/レンダリングできなくなる場合があります。
もし再生できなくなった場合は、プロジェクトの設定で新しい「デフォルト」を選択しなおすか、以下の旧デフォルト音声をダウンロードしてインストールしてください。この場合も念のためプロジェクトの設定を開いて原音を選択し直すことをお勧めします。
また、ファイルの更新により、音質が変わりましたので、新音声がお気に召さない場合も同様に旧デフォルト音声をイントールしてくだいますようお願いいたします。
defaultvoice.uar(デフォルトv1.0)
ダウンロード後アーカイブをそのまま起動中のUTAUにドラッグドロップしてください。
IEでダウンロードすると拡張子が.zipになってしまうことがありますがそのままで大丈夫です。
インストールされる原音名は「デフォルトv1.0」です。
※注意:
旧バージョンでデフォルト音声の原音設定を変更していてその設定を残したい場合は [UTAUディレクトリ]\voice\oto\oto.ini をバックアップしておいて、インストール後、上書きしてください。 何もしないと設定は初期化されてしまいます。
■Ver0.2.60の機能について
目次
1.インストール機能
2.原音設定のスペクトラム表示
3.子音速度(β)
4.バッチを使わない(resampler.dllを使用する)
5.ピアノロールを分離
6.ラベルジャンプ
7.再生時、音符をハイライト
8.ポルタメントは手前の音符の分も合算
9.歌詞流し込みで選択範囲制限を行わないオプション
10.MODE2のコンテクストメニューに「点を増やす」「点を減らす」「設定」
11.母音結合ツールがちょっとだけVer.UP
12.リソースファイル強化
13.複数選択の同時移動・同時音量変更の時、範囲を枠で囲む
14.音源フォルダドロップでその音源に切り替え
レジストキー入力画面を気にしなければ今までどおりです。
レジスト関係はベクターの審査が通ってからまた書きます。
ダウンロードは左のリンクから辿ってください。
以上。
1.インストール機能
UTAU用インストールアーカイブ(uarファイル)で、原音ファイルセット(UTAU用音声ライブラリ)やUTAU用プラグインを
エクスプローラからドラッグドロップでインストールできるようになりました。
■ファイル形式
uarファイルの実態はzip形式で圧縮したアーカイブの拡張子を.uarにしたものです。
ただし、ダウンロード環境の実情を考慮し、拡張子はzipままでもインストール可能にしました。
■install.txt
アーカイブのルートにインストール情報を記述したinstall.txtを配置します。
install.txtには以下のようなエントリを記述してください
--------例--------
type=voiceset
folder=bar
contentsdir=foo
description=せつめい
------------------
type=
インストールタイプを指定します。使用できるのは以下の二種類です。
voiceset 原音ファイルセット
editplugin プラグイン
folder=
省略不可。
インストール先ディレクトリ名を指定します。
contentsdir=
アーカイブ内のインストールファイル格納先ディレクトリ名です。
省略するとinstall.txtを除く全てのアーカイブ内のファイルが folder= で指定した先に展開されます。
description=
省略可能。インストール時に表示される説明や謝辞などを一行で記述します。
■アーカイブ構成例
・原音ファイルセット
なんとか.uar
+---- install.txt インストール情報ファイル(必須)
+----foo (フォルダ)
+---- character.txt (必須)
+---- readme.txt その他必要ファイル
+---- oto.ini
+---- *.frq
+---- *.wav
+---- 低音 (フォルダがある場合)
+---- *.frqとか*.wavとか。
--------install.txt--------
type=voiceset
folder=bar
contentsdir=foo
description=せつめい
---------------------------
この構成だと、foo 内のファイルが、voice\bar 以下にインストールされます。
※実際に作るときは"bar"はインストール先にしたいフォルダ名にしてください。
※アーカイブ内のフォルダ(foo)も同様です。以下のように同じにしてもかましません。
例ですよ.uar
+---- install.txt インストール情報ファイル(必須)
+----例音なにか (フォルダ)
+---- (構成ファイル)
--------例--------
type=voiceset
folder=例音なにか
contentsdir=例音なにか
description=ダウンロードありがとうございます。例音なにかを末永く可愛がってあげてください。
------------------
・プラグイン
なにがし.uar
+---- install.txt インストール情報ファイル(必須)
+----foo (フォルダ)
+---- plugin.txt (必須)
+---- (その他.exe等必要ファイル)
+---- ...
--------install.txt--------
type=editplugin
folder=bar
contentsdir=foo
description=せつめい
---------------------------
foo 内のファイルが、plugins\bar 以下にインストールされます。
■注意事項
アーカイブを作る際にinstall.txtは必ずアーカイブのルートになるようにしてください。
誤って全体をフォルダに格納した形にしてしまいますと、インストーラーとして認識しません。
×誤りの例 この構成はダメです。
かにか.uar
+----myplugin (フォルダ)
+---- install.txt ×インストーラとして認識しない
+----foo
+---- 構成ファイル
2.原音設定のスペクトラム表示
原音設定の原音パラメータエディタ(という名前にしました)にて、
新設した[s]ボタンでスペクトラム表示することが出来るようになりました。

・[s]ボタン上右クリックで設定のメニューが出ます。
カラー
色を変えます。見やすい色を選んでください
レンジ
5KHz、7KHz、10KHzに切り替えられます。
キャッシュしない
キャッシュ生成オプション。マシンが十分速い時はキャッシュを作らない方が初回表示のストレスが少ないかもしれません。
・スペクトラム表示時に現れる[*]クリックで明るさ調整スライダーを表示します。
・原音配布者(中の人)に注意事項
キャッシュファイル(*.uspec)は原音のフォルダ内に作成されます。
このファイルは画面表示以外には役に立たないファイル(しかもサイズが大きい)なので、原音を作る人は間違って一緒に配布しないようにしてください。
3.子音速度(β)
今まで固定範囲と呼ばれていた部分の伸縮率を表すパラメータです。ボーカロイドのVelocityと似た効果があると思います。
音符のプロパティで入力できます。

値は0~200で、100で伸縮なし。速度なので値が大きいほど時間軸上では縮小されます。
長さは0で二倍、200で半分になります。
このとき、stp、先行発声、オーバーラップはレンダリング時に自動的にこの比率で伸縮されます。
※今までの「手前の音符を半分以上侵食したときの自動調整」はこの調整後の値に対して調節されます。
※注意!
このパラメータは本バージョンのresampler.exe及びresampler.dllでのみ有効です。
旧版付属のresampler.exeや、開発版エンジンでは無視されます。
4.バッチを使わない
これまで外部プログラムとして起動していたエンジン部分をDLL化してみました。

技術的なことは判らない方もいると思いますが、
これは「レンダリング時にバッチファイルを使用しない」の代わりに使用できるオプションです。
プロジェクトの設定

オプション-全般

※このオプションを使うとプロジェクトのエンジンの設定は無視されます。
※まだ出来たばかりで十分に使用実績がないので不安定かもしれません。
5.ピアノロールを分離
今までただの背景絵だったピアノロールのピアノ部を良くあるシーケンサーソフトのように分離しました。
カーソルにあわせて音階名が表示されます。
MIDIを設定するとクリックで音を鳴らすことも出来ます。

1.メニュー → ツール → オプション →「MIDI」
MIDI OUTを適当な音源に設定してください。
("Microsoft GS Wavetable SW Synth"とか)
GS音源なら「MidiOut接続時にProgramChangeを送る」も
お好みで設定してください。
設定は以上。
2.設定を閉じたら、ツールバーのMIDIのところにある
スピーカーマークのボタン(MIDI OUTモニタ)を
クリックして、凹んだ状態にしてください。
これでピアノが鳴るはずです。
鳴らなかったらOSのボリュームコントロールでMIDIシンセサイザの出力がミュートされてないかとか、その辺を疑ってみてください。
6.ラベルジャンプ
ピアノロール上部のスケールを分離してラベル操作を実装しました。
独立トラック風ですが、ラベルは実はテンポと同様音符単位です。
右クリックで操作メニューが出ます。

7.再生時、音符をハイライト
今までMIDI同期機能でハイライト・自動スロールは出来ましたが、
再生時にも同じようなハイライトとスクロールが起きるようになりました。

※MIDIの方は選択範囲が変わりましたがこちらは選択範囲には影響しません。
8.ポルタメントは手前の音符の分も合算
今まではポルタメントは対象の音符自身と次の音符の分が適用されていましたが、
連続音の時など、常に先行発声が手前の音符の半分前後になるような場合だと、
手前の音符のポルタメント設定が適用されないのは結構理不尽でした。
なので、ポルタメント曲線はその音符の前後の分が適用されるように改めました。
これに伴って、前後のポルタメント曲線が重なっている場合、「先が優先」でななく合算するように改めました。

↓こうなる(RenderしてMode1で表示)

9.歌詞流し込みで選択範囲制限を行わないオプション
選択範囲のトップから範囲制限を行わずに歌詞流し込みできるようになりました。

10.MODE2のコンテクストメニューに「点を増やす」「点を減らす」「設定」

魚雷にもコンテクストメニュー「ビブラートを削除」「設定...」

「設定...」はピッチコントロールを開きます。
11.母音結合ツールがちょっとだけVer.UP
母音結合ツールに設定の保存機能と、自動音量変更をオフにする機能を付けた。

※ツール系の保存管理のインターフェースに統一性が無いのはいづれ直します。
12.リソースファイル強化
リソースファイル強化中。
・内部構造がちょっと変わりました。
ファイル一覧
balflcjzy.labelbuttonstring.txt メイン画面・ボタン等
balflcjzy.menustring.txt メイン画面・メニュー
bbnaklhvq.labelbuttonstring.txt プロジェクトの設定・ボタン等
bbnaklhvq.menustring.txt プロジェクトの設定・メニュー
btjuywtwrx.labelbuttonstring.txt PrefixMapエディタ
crgmkcepfo.labelbuttonstring.txt 音符のプロパティ
docqehmzez.labelbuttonstring.txt 原音設定・ボタン等
docqehmzez.menustring.txt 原音設定・メニュー
kzqoqulhjf.labelbuttonstring.txt おま☆かせ
mnaaahyybt.labelbuttonstring.txt オプション
・message.txt
ボタンやメニュー以外のメッセージの変換テーブルです。
以下のように一行に同じメッセージがタブで区切って二つ記述されています。
"メッセージ" "メッセージ"
翻訳する際は以下のように右側を翻訳文字列に書き換えてください。
"メッセージ" "Message"
拡張子をcsvにするとエクセルで開けるみたいです。保存は「Unicodeテキスト」で。
Excelだと引用符が消えますが拡張子を戻せばそのままで読み込みます。
OpenOfficeのCalcでもいけるみたいです。保存は UTF-16、タブ区切り、引用符は["]で。
出力したリソースファイルを一応置いておきます。
res-moto.zip 基本セット
res-message.zip 今までの英語リソースを取り込んだセット
13.複数選択の同時移動・同時音量変更の時、範囲を枠で囲む
一部に不評だった複数選択の同時移動・同時音量変更ですが、
ちゃんと見て判るように範囲を枠で囲むようにしました。

14.音源フォルダドロップでその音源に切り替え
まあ、あんまり使わないかもしれませんが音源フォルダをドロップするとその音源に切り替わるようにしました。
取り急ぎ、日本語の残っていた部分を翻訳しました。
まだぱらぱらとリソースに出ていなかった日本語が残っています。
せっかくほとんどが英訳された「おま☆かせ」も肝心の項目名が日本語のままなので微妙に意味不明かも(笑)
気になったのはprefix.mapエディタで、リソースにはちゃんと出てくるのになぜか翻訳が表示に反映されないようです。
何か意図せざる不具合があるように見えるのでチェックお願いします。
まだぱらぱらとリソースに出ていなかった日本語が残っています。
せっかくほとんどが英訳された「おま☆かせ」も肝心の項目名が日本語のままなので微妙に意味不明かも(笑)
気になったのはprefix.mapエディタで、リソースにはちゃんと出てくるのになぜか翻訳が表示に反映されないようです。
何か意図せざる不具合があるように見えるのでチェックお願いします。
色々不備があってすみません。
翻訳していただいた分を取り込んだリソースファイルです。
0.2.61の差分が追加されています。
※自動出力している関係でまだ若干、翻訳しても反映されないゴミが混じってます。すみません。
翻訳していただいた分を取り込んだリソースファイルです。
0.2.61の差分が追加されています。
※自動出力している関係でまだ若干、翻訳しても反映されないゴミが混じってます。すみません。
Why I use the japanese vsq to UTAU,all had change to 「?」 ?
http://img18.imageshack.us/img18/2962/utauj.png
http://img18.imageshack.us/img18/2962/utauj.png
2010-01-18 月 21:48:56 |
URL |
ttb
[編集]
MODE2のコンテクストメニューの「点を増やす」ですが,クリックした点のそばで増えると便利だと思うのですが,いかがでしょう.ある程度調声してから「ここにもう1点ほしいなぁ」と感じることはよくありますので.
2010-01-20 水 03:50:57 |
URL |
よぉぜふ
[編集]
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