投稿日:2009-07-21 Tue
思うに、原音設定に対するフォローが足りないようです。もともと調整の自動化が難しい(調整自体も難易度が高い)こともあり、
音源提供及び原音設定は『少数の判っている人』がするというつもりだったんですが、
もうとっくにそんな状況ではなくなっており、
現状は、既存音源を使ってUTAUで歌わせるのと同じくらい気軽に音源を製作してくれるので(出来るので)フォローが追いつかないという状態のようです。
原音設定は本来、ボーカロイドで言うとクリプトンのwat氏(でいいのかな?)がやっていることに該当するんですが、UTAUのシステムではそれを、ユーザが自由に設定できるようになっています。
これが何を意味するかというと、ちょっと意地の悪い言いかたをすれば、
『元々は音源製作者のものであった原音設定の責任を、音源使用者に転嫁することが可能である』
ということです。前半は『ボーカロイド的に考えると』と但し書きがつきます。
これが、『音源雨後筍現象』の根源的原因であり、逆によく言われる『ボーカロイドに無いUTAUの長所』が成立する理由でもあることは判っていただけるでしょうか?
でも誰かがやらなければならないことで、これが出来ていないと、折角提供してもらった音声のパフォーマンスが十分に引き出せずに非常に残念なことになってしまいます。
注意:
声の提供者=中の人 と“音源提供者”は同義ではありません。
ここでの“音源提供者”は音源として使えるように、切り抜きを始めとする様々な編集・調整等を
して配布までを行う人のことを言っています。
コメントというより、記事ネタにさせていただいているみたいですみませんが、
以下、夏UTA2009コメント。少しずつ行きます。
“朱賀かのこ”知りません。初聴き。ついでに曲も。
オケは耳コピなんですね。これだけ出来る方だからでしょか?
基本的なUTAUでの音符側のパラメータ調整は問題を感じません。むしろ流石。
でも原音設定が良くありません。
“調整版”をDLしてみましたが、
原音設定で子音を半分以上カットしてカツゼツを悪くしてしまっているものが
多数ありました。それをそのまま使用している様に見受けられます。
前述の通り、これは音源の【朱賀かのこ】の問題といえなくも無いんですが。
これを“音源の個性”としてしまうような発言もありますが、実に勿体無い話です。
原音設定に関しては、現在「N.H.P(中の人をプロデュース)」という企画で、既存音源の原音設定をきっちりやって配布しよう、というものが進行してるみたいですねー。
既にご存知かもしれませんが……。
N.H.Pの対象となるのは現存するすべての音源だそうなので、追いつかない感はやっぱりあるですが、こういう企画が生まれたことが純粋に嬉しいです。
既にご存知かもしれませんが……。
N.H.Pの対象となるのは現存するすべての音源だそうなので、追いつかない感はやっぱりあるですが、こういう企画が生まれたことが純粋に嬉しいです。
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