投稿日:2008-05-09 Fri
Q.UTAUの調教に法則はありますか?A.あります。
もちろん聴感優先なことは前提ですが、
「感覚だけが頼り」ではいくら時間があっても足りません。
多少なりと法則を知っていれば試行錯誤の手間をかなり減らせます。
以下は私の試行錯誤や波形の観察から導き出した経験則です。
もしかしたら間違ってるかもしれませんが、参考にしてもらえれば幸いです。
まずは必須なもの
・さ行
・「ち」「つ」
・は行
これらの音は、直前の音を侵食して子音を発声させないとリズムが狂うだけでなく、
発音自体が不明瞭になってしまいます。オーバーラップも控えめにします。
※「ち」、「つ」は明らかにさ行と違うんですが、法則が良く判っていません。
有った方が自然
・な行
・や行
・ら行
発声の予備動作に母音の変化が伴うため、原音によって必要な先行にかなり差があります。
これらの音は普通音節内で直前の母音と滑らかに繋がって発音されるので適宜オーバーラップさせます。
は行とかと波形が似てるけど先行発声してはいけない音
・か行
・「た」「て」「と」
・ぱ行
※通常はオーバーラップもしません。
ところで、具体的な長さですが、音符の長さや歌詞等で変わってくるので
一概には言えません。自分で歌ってみたり、人が歌うのを聞き込んで色々試して
各自、正解を探してください。
ボーカロイド製品をお持ちなら、wav出力させて波形を比較するのも面白いかと思います。
最後に。
「いろいろ訊く前に自分で試す」が原則です。
「こうだったよ!」というご報告は歓迎ですので何か発見が在りましたら是非お知らせください。
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