投稿日:2008-09-18 Thu
某スレの原音検証に間違いが含まれていたので正さなくてはいけません。開発版エンジンの記事でも触れていますが、
UTAUの音節毎の出力は処理後の音声に-6dBに揃えるピークコンプレッサが
86%の強さでかかります。このとき、基準は「音量」ではなく音節毎の「ピーク」で
あることに注意してください。(※音量100の場合です)
これは開発版でなく通常版での話です。
そして伸縮→フォルマント修正した時点で、ピークは原音とは違ってしまうので、
“原音のピーク値”と上記ピークコンプレッサのデータから出力を正確に予測することはできません。
結論として、「原音の音量が小さいと、出力が強くなりすぎる」という法則は成り立ちません。
(コンプレッサの動作は再検証しました。効きすぎて関係が反転するということはありません)
偶々そうなっていただけで、そうなることを前提にしてしまうと混乱の元になりかねませんので、
今一度精細に検証してみることをお勧めします。
(おそらく出力する音程によって変わってくると思います)
尚、開発版エンジンではこのピークコンプレッサをカット出来ます。(P0フラグ)
#「えー、でもそうなってるよ?」といわれちゃうと困るんですが、
#その場合は原音と検証に使った原音設定と、出力の音程・音の長さ等、
#音符のプロパティを明示してください。そうすればこちらでも検証できますので。
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