投稿日:2010-03-22 Mon
『自動連続音モード(仮)』やら新しいUTAUエンジンやら色々テストをしています。
twitterの方にはちょっと前からテスト版を流してますが、こちらに書くのは初めてだと思いますので、すこしだけ解説します。
・自動連続音モード(仮)
ようやく実質の「連続音正式対応」になる機能です。
要は連続音特有の「a あ」とかいう面倒なエイリアスの生成はシステム側で行ってユーザーは普通に歌詞を入れれば良いようにする、というもので、本来ソフトウェア的に連続音の使用はこうあるべきだったわけですが、色々な実装の都合で後回しになっていました。
・原音側にプラグインのようなものを実装できるようにする
これは判りにくいと思いますが、
具体的には一定のインターフェース仕様にしたがって音源側のプログラムを作成することで、
UTAU本体が音源の取得を全てそのプログラムを通して行うようにすることが出来るというものです。
具体的には
「音源ファイルを全てFLAC形式で持っておいてプラグインでwaveデータに変換して本体に渡す」
などということが可能になります。
また、音源ファイルを一切持たずに何らかの方法で毎回音声を生成するみたいな音源も可能になります。
※この二つの例は既に試作品が出来ています。
・新エンジンのテスト
これが一番最近やってることで、元々の発端は、
http://www.dspdimension.com/admin/pitch-shifting-using-the-ft/
ここのサンプルコードからUTAU用エンジンを作ってみたことから始まっています。
このPhaseVocoderって方式はUTAUの処理向きでなく、ノイズが酷くなってしまうので、
現在はこの方式ではなく、長さの伸縮・ピッチ変換を行う独自の方法を研究しています。
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