投稿日:2009-08-25 Tue
「UTAUが連続音に正式対応したら連続音音源を録音するぜ」とか
「連続音に正式対応するまで連続音のライブラリは使わない」
とか
宣言している方もいらっしゃるようですが、
多分、いまのUTAUの延長上では、連続音を使うのに便利な機能が今後一つ二つと付いていく程度で「これで正式対応です」という線引きは無いと思います。
そもそも「正式対応」って何ですか?
私はUTAUに対してそういう言葉を使ったことが無いんですが。
「検証」と呼ぼうが、「保証しない」と言おうが、発表されている(ユーザさんのも含めた)成果が全てです。
免責事項で建前「保証しない」のはもともとだし、
たとえ「検証」が取れても状況は何一つ変わりませんよ。
(連続音に関してはまだやれること・やりたいことがあるしユーザーサイドでも研究中だから強調しているだけ)
もしかして単純に「検証って強調されてて不安だから」ってことでしたら、私のせいです。
"beta"はもう少ししたら取れる予定ですので、そういう方はご安心ください。
というか、もともとUTAUはずっと検証状態みたいなものなので今までとなにも変わりません。
(更新はbeta扱いの方が楽なんでそうしてましたが、通常のバージョンアップと違った特別のコンセプトがあったわけでもないので)
修正の予定としては、不具合は当然直すとして、あと初心者が間違って押さないように、検証用のボタンレイアウトを改める程度です。どう間違えても「正式対応」なんて言葉は当てはまりません。
話を戻して、連続音音源に関しては、
UTAU本体:私
録音関連:各コミュニティ(モモ・テト・NHP・その他中の人各個人等)
みたいに研究する人がばらけてますから、
まあ、共有すべき成果は拾ってきてまとめたいとは思っていますが、
今後の技術的進歩はユーザーさんとともにゆっくり進んでいくと思われますので、
「正式対応するまで」なんて傍観を決め込んでいると、乗り遅れてしまうかもしれませんよ?
ってことも言いたかった。
それから、どちらかというと連続音は音源側の改革なので、
対応するとかしないじゃなくて、ユーザーが使うか使わないかという次元の話のような気がしているのですが。
実際、補助機能は付けたものの、使っている技術は先行発声・オーバーラップ・パラメータの自動調整といった既出のものばかりですし。
その補助機能も元々連続音以前からあった懸案事項に対応する為のものなのだし。
まあ、ぶっちゃけ
「連続音音源を使うときの操作ってもっと自動化できるよね?」
とか、
「連続音用の調教パラメータってもっとないの?」
とか、
「連続音のエンベロープってもっと何とかならなくね?」
とか、
この辺りを期待しての「正式対応」って言葉じゃないかとも想像しているんですが、
そういうことはそんな拡大解釈可能な言葉で期待されても意味わかりません。
なので、そういう期待をしてる方は、「正式対応」なんていう恐ろしい言葉を使わないで
「いま研究しているみたいだから連続音はもう少し使いやすくなってから手を出したい」
くらいの言い方にしておいてください。
一方的な想像で書いていますので、そういった発言をしたことのある方で、
「違う! そういう意味じゃない!」という方いましたらごめんなさい。
#というか、DAWを使ってきっちり調整できる人にとっては現状でもかなり「正式対応」だと思うんだけどどうよ?
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