投稿日:2008-10-22 Wed
また和音さんに関連してますが、多少弊害が出ているようなので、書いておきます。別にUP主様に恨みがあるとかじゃなく、
むしろこういう講座を作ってもらえるのはありがたいと思っているのでお間違いなく。
その上ではっきり申しますと、
「源音の設定はきっちり、歌唱作成は簡単に」が私の方針なので、
この簡易設定法は私の方針の逆をいってます。
弊害というのは、使用者が長所と欠点を認識して使えば減るものなので
ここでは、どういう欠点があるかを述べておこうと思います。
さて、このオフセットだけを設定する原音設定法は先行発声を不要にするという点で、
リアルタイム演奏を志向したAquesToneに近いアプローチといえます。
しかし、いかなる音も先行させないとなると、
子音が切り詰まってしまって、エフェクトをかけたり厚みのあるオケを重ねただけで、
滑舌が極端に悪くなる音が出てくると思います。
滑舌とリズム音痴のトレードオフに悩んだりとか、実際この設定法を採用している方は
心当たりがあるのでは無いでしょうか?
簡単にしている分、せっかく発音がはっきりしている和音マコの滑舌を犠牲にしてる訳ですから当然と言えば当選なんですが。
もちろんまったく駄目ということはありません。
ただ、どんなに上手く設定しても、もともと先行する方が自然な「し」等の発音に妙な癖が
あるように聞こえてしまうことは避けられません。
この設定法を採用しているマコ使いの方は、この辺(この簡易設定法には限界があること)を、
しっかり認識しておくことをお勧めします。
まとめると、
・源音の簡易設定法はわかりやすくて良いから初心者にはお勧めだよ!
・でもすこし滑舌が悪くなったり妙な癖がつくから、物足りなくなったらこのまま設定値で悩むよりちゃんとした設定法を覚えたほうが良いよ!
ってことです。
以上。
ついでに。
和音マコに関してですが、一部で飴屋設定版を要望する声が上がっています。
本来、飴屋調整版は、開発過程の副産物として出来たものを提供しているというスタンスで、
オーダーメイドを受け付けているわけではないのですが、
やはりそういう要望を聞くと、実験のターゲットに使ってみる気になるので、
再配布してよいか問い合わせる窓口さえあれば、いつかご提供できると思います。
(海歌さんの設定ファイルの時もそうでしたが、副産物なので「完璧」とは言い難いですよ)
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