投稿日:2008-04-16 Wed
技術公開と言いつつ、このカテゴリではPG的なことを適当に書き連ねていきます。知らない人は置いてきぼりな内容ですのでご注意ください。
今回のテーマは resampler.exe でやっていることについて
.batが読める人ならプロジェクトファイルをみれば、おおよそ想像がつくかと思います。
先ず。パラメータの説明を
コマンドプロンプトでresampler.exeを引数無しで起動するとこんなメッセージが表示されます。
Usage is ...
resampler.exe <input wavfile> <output file> <pitch_percent> <time_percent> [<flags> [<offset> <length_require> [<fixed length> [<end_blank> [<volume> [<modulation> [<pich bend>...]]]]]]]
flags:
N : No formant filter
G : (Re)Genetate frequency list
T : Export text frequency list
B : Bressiness parameter. B0..B100, default B50
ex :
resampler.exe infile.wav outfile.wav 120 100 GB60
1.input wavfile
入力ファイル
2.output file
出力ファイル
3.pitch_percent
ピッチパーセントと書いてありますが、ここには音階名も指定できます。C3とかA#5とかです。
4.time_percent
タイムパーセント。タイムストレッチの指定です。7番目の要求長が指定してある場合は無視されます。
5.flags
フラグ。何種類かのフラグを続けて指定します。GTB40等。
6.offset
オフセット。原音設定で指定する頭のブランクに当たります。
7.length_require
要求長。必要な長さをミリ秒単位で指定。小数点も使えます。
ただし、出力される長さはこれより少し長くなります。
8.fixed length
長さを引き伸ばす時、伸ばさないで保持する部分ををミリ秒単位で指定。
9.end_blank
終りの未使用部分。これもミリ秒単位で指定。
10.volume
ボリューム。そのまま音の強さです。パーセント単位。
このプログラムでは出力のピーク値が最大の半分に近づくように調整しているので、
そのあたりが基準になります。
11.modulation
モジュレーション。入力ファイルの音程の変動をどれだけ残すかのパーセント値。
12.pich bend
第12引数以降はピッチ指定になります。
ただし、一つ目の引数だけは特別で、「値"Q"テンポ」という指定をすると、ピッチ調整の間隔が
四分音符の96分の1刻みになります。
"Q"を指定しない場合は、原音側の256サンプル刻みです。この場合、当然出力の長さによって間隔が変動します。
これはバッチファイル内のパラメータをみれば判るかと思いますが。
今回はここまで。
その2に続きます。
※尚、このシリーズは不定期連載です。
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